※2020年8月27日に一部更新いたしました。
模型沼へ引きずり込もうキャンペーン、永遠に開催中の本ブログです。
皆さんこんにちわ。
さて、初心者向けのおすすめ艦船モデルを紹介していた本ブログですが、そもそもメーカーによってどのように異なるのかを書いてはおりませんでした。
なので、今回はメーカーごとの違いや特徴を書いていきますよ!
※模型の中身を見たい方、ホビーサーチでは説明書やパーツごとに詳しく見る事が出来ます。クリック報酬はありませんので、ご自由にご覧ください(笑)
~お品書き~
まとめ
ササっと見たい方用に、簡単にまとめます。詳細を知りたい方は下まで読んでください。
①作りやすさ
ウォーターライン>ピットロード>フジミ
②ディティール
フジミ>ピットロード>ウォーターライン
③エッチング
フジミ>それ以外
初心者は必ずウォーターラインの新金型のものを購入しましょう。
作るだけでなく飾りたい方は、塗装済みモデルで有名なフジミ艦NEXTを。
ウォーターライン
・船種が豊富
・組み立て簡単
・最近は新金型でリニューアルされたモデルも多数あり
艦船モデルで何と言っても有名なのはウォーターラインシリーズだと思います。
こちらはタミヤ、ハセガワ、アオシマの3社が同じブランドで発売しているものとなっており、3社で生産分担がなされています。
※昔はこの3社にフジミも加わっておりましたが、わけあって脱退していきました。
さて、ウォーターラインの特徴ですが、なんといっても船種が多いです。大型艦はすべて、駆逐艦以下はほとんどすべてを網羅しているといっても過言ではありません。
また、組み立ても簡単なものが多く、初心者から上級者まで幅広く選択されています。ストレスフリーに組みたいならこれで間違いなし。
一方、問題点も多々あります。
最大の点は、製品が古いのが多いということです。
というのも、ウォーターラインの歴史は1971にはじまり、1973年には日本海軍の軽巡以上(重巡や空母、戦艦など)のほとんど製品化されました。その後は海外艦に走りますが、1976年には事実上の休止状態となります。※ウィキ調べです(‘_’)
最近は艦これやアズレンの影響で新金型で再生産されるものもありますが、当時のものもまだ多くあります。なので、2014年に天龍型軽巡が完全新金型で再生産されることが報告されたときは、本当に驚きました。
はっきり言って、それまで軽巡や駆逐艦などはほとんど見向きもされない製品で、とてもリニューアルなど考えられない物でした。
ディティールも当時のものはのっぺりしてて、今のようなきれいなものとは全く異なりました。船そのものをたのしむよりも、遠目から船を眺めて喜ぶ感じですね。
参考までに、夕雲の旧金型の主砲と、同封の追加の主砲の写真を見ていきましょう。モールドが全くないのが旧金型の方です。実はステルス主砲だった説はありません(笑)
ネット販売や模型店、家電販売店などではこのような旧キットが混じっていますので、購入の際は気をつけましょう。特に扶桑型や長門型のリニューアルキットはディティールが変態に近づいてました。
ウォーターラインのおすすめモデル
①駆逐艦:タミヤ島風、ハセガワ朝潮、夕雲
②軽巡洋艦:ハセガワ天龍型
③戦艦:アオシマ扶桑リテイク
戦艦で有名なのは大和や金剛などですが、あえて扶桑をお勧めします。違法建築と巷では評される特徴的な艦橋と、涙なしには語れない最期を遂げた戦艦です。
フジミから特シリーズで同艦が発売されてますが、フジミは絶句するような細かいパーツが多く、アオシマのは細かいパーツはあるものの作りやすい構成になってました。
フジミ
・変態フジミ
・初心者絶句
・専用エチング多数
ウォーターラインから脱退したフジミですが、製品シリーズの種類がいくつかあります。ウォーターライン時代に作っていたものはシーウェイモデルとして販売されています。脱退後に新たに作られたものもありますが、基本シーウェイは古いと考えてよいでしょう。
今現在、フジミの1/700は特シリーズとして販売されてます。この特シリーズが変態フジミたる所以であり、とにかく小さいパーツが多いです。もちろん、そのためディティールは極めて鋭く、完成後の見ごたえはそれは素晴らしいものです。しかし、初心者が絶句するのは間違いありません。
もし初心者が特シリーズ重巡”最上”など購入してしまったら、間違いなく二度とプラモを手に取らないでしょう。それほどパーツ数が激しく多く、細かいパーツが多くあります。決して初心者は手を出さないでおきましょう。
また、プラモデルにはエッチングパーツというものがあります。
手すりや主砲補強パーツなどとてもプラスチックではできない細いものを金属で作りましょうというのがエチングパーツであり、フジミは各艦に専用のものがあります。
もっとも、初心者向けではありませんので無視しても良いです。
さて、特シリーズのほかは何度か紹介した艦NEXTシリーズがあります。こちらは塗装済み、接着剤不要で組み立てられるもので、初心者にぜひおすすめしたいモデルです。ガンプラから移行してきた方や初めての方にはぜひおすすめです。
また、特EASYシリーズと呼ばれる、パーツが塗装済みのものもあります。接着剤を使わなければなりませんが、完成後に飾りたい方などはぜひおすすめですね。もっとも、特シリーズをEASYにしただけなので、ウォーターラインより複雑なのですが…。
フジミおすすめモデル
①駆逐艦:1/350艦NEXT島風、1/700艦NEXT秋月型2隻セット
②重巡洋艦:特シリーズ妙高型
ウォーターラインでは少し物足りないが、絶句するほど細かいパーツを触りたくない、という方には特シリーズの妙高型がおすすめです。
少し古いものの、だからこそディティールもそこまで細かくなく、まだ作りやすいといえます。フジミの重巡を完成させれるなら、変態フジミの世界に足を入れても苦しみながら完成させれると思います。
③戦艦:特EASY金剛、特シリーズ金剛型
ピットロード
・ニッチ艦多し
・値段も難易度も上記2つの中間程度
・護衛艦ならピットロード
ピットロードは第3勢力として魅力ある製品を販売しています。とにかくニッチな艦や護衛艦、巡視船に強く、初めて見るような艦もあります。
難易度はウォーターラインよりも難しく、フジミより優しい。
一方、値段は一番高いです。
ピットロードは護衛艦や巡視船などでは選択肢に大きく影響を与え得るのですが、ほとんどの方が欲しいと思うような有名艦はあまり強くありません。初心者の方はまず選択することがないと思います。
私もピットロード製品は護衛艦数隻しか組み立てたことがなく、あまり評価できる立場にありません…泣。
なので、おすすめモデルもありません。
おわりに
メーカーごとの違い、いかがだったでしょうか?今回はウォーターラインとフジミ、ピットロードだけしか紹介しておりませんが、もちろんこれ以外にも様々なメーカーがあります。
最近とはもう言えませんが、ヤマシタホビーから発売された吹雪型は非常にディティールが良く、ぜひとも購入したいと思っております。
アメリカの現代艦であればトランぺッターという中国のメーカーが選択肢に入りますでしょうが、このメーカーのものは組んだことがありません。レベルのものもまださわったことはありませんねぇ…泣。
また、あくまでも所見ですので、自分が作りたいと思ったものを購入されるでも良いと思います。作りやすさよりも、作りたいという感情が大事ですからね!
また、艦これコラボの箱がありますが、こちらの中身は旧キットが多いので、特典に興味がないのであれば避けることをお勧めします。
それでは~
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