造船研究とは別に、昨今の造船業界やニュースなどを含むすべての造船カテゴリです。

三井造船が常石造船の子会社になる!?
衝撃的なニュースがありました。なんと、常石造船が三井造船を連結子会社化するというのです!早速、詳しく見ていきましょう!! 連結子会社化とはそもそも、今回の連結子会社化とはどのようなことを意味するのか。実は、昨年の2021年に常石は三井造船...

EUが現代重工と大宇造船の合併を認めない理由
韓国造船ランキングで1位と2位の造船企業が合併することが許可されませんでした。今回はその理由を見ていきたいと思います。 現代重工と大宇造船の合併ビック3世界の造船市場は日中韓3か国で8割以上を占める産業ですが、その内訳は中国と韓国で3割ずつ...

「2022年卒向け」造船業紹介!
突然ですが、2022年卒で、造船産業を希望している方向けに企業紹介を行います。私は大学院修士で造船産業を見てきました。少しでも役に立てばと思います。※なお、造船業界や業界用語については昨年版をご覧ください。造船産業の流れを知りたい方は船―引...

2021年の造船を振り返る
1年というのは早いもので、2022年まで残り2カ月を切りましたね。そこで、本年までの造船を振り返り、来年以降の日本造船業はどうなるのか、少し見てみたいと思います。なお、統計データなどは2021年や2020年のものが多くなります。私では1次デ...

次世代燃料船で何が変わる?
ゼロエミッション船という言葉を耳にしたことがあるでしょうか?温室効果ガス排出量を削減するため、二酸化炭素を排出しない水素やアンモニアを燃料として、推進力を得る次世代船のことです。今回は、これら未来の船が登場することで一体何が変わるのか、見て...

造船企業2020年度決算まとめ
2020年度も終わりを迎え、各社から年度末決算が発表されつつあります。特に当該年度はコロナ蔓延による経済不況が品緒に現れており、わが国では依然としてワクチン接種問題など様々な課題が残されてます。そのような中、海運業の中でもコンテナ事業は好況...

客船は誰が作る?客船とクルーズ船を重視している欧州造船業
世界の造船市場は日中韓で8割以上を占めておりますが、欧州でも造船業は途絶えておりません。確かに、1950年代中盤までは、造船業は西欧が主役でした。しかし、1956年に日本は造船王国の座に君臨し、1970年頃には過半数のシェアを占めるようにな...

欧米諸国は造船を日中韓に依存している?
今回は、質問箱に面白い質問が届きましたので、それについて書きたいと思います。内容は、日本は貿易の99%以上を海上輸送に依存しており、造船の重要性は理解できるが、では、日中韓に造船を依存している欧米諸国はどうなのかというものです。私の論文でも...