今回は造船から少し離れて、趣味の旅行の話です!何と、和歌山です。
緊急事態宣言下ではございますが、3密を避けると同時に、マスクや手洗いうがいなど万全の対策を行えべば、外に出ても問題ありません。今回は弟と2人で行きましたが、マスクを行い、食事の際は対角線上になるように注意する等しました。
~お品書き~
和歌山旅行
和歌山と聞くと白浜が最も有名だと思います。
アドベンチャーワールドを楽しみ、白浜温泉で過ごすのは定番コースだと思います。
最近では東京~白浜の航空機で、パンダを待ち時間無く見ることが出来ますね。
高速道路もよくできており、アクセスも抜群です。
しかし、今回は白浜よりもさらに南下します。
旅程
旅程は仮のもので、一様アクセスの良い大阪市内としております。
1日目は熊野古道、熊野大社を回り日本の歴史を感じると同時に、潮岬、橋杭岩などメジャーな観光地を抑えてます。
特に、熊野三山をめぐるのは1泊2日でしかできないので、1日目にこのうち2社を参拝できるのは特徴だと思います。
2日目はエルトゥールル号事件の記念館であるトルコ記念館、黒船来航の50年も前にアメリカから来日があったことを紹介する日米修好記念館、そして那智の滝で有名な熊野那智大社をめぐり、帰路に尽きます。
熊野古道
出所:田辺市熊野ツーリズムビューローより熊野古道 中辺路ルート
熊野古道と言えば熊野大社へ向かう山道で、中でも今回通った中辺路は最も人の行き来が多い道でした。
熊野古道をすべてめぐるとなると1日では到底不可能です。また初心者コースと記載があっても、片道3時間を歩くなど、時間に余裕のない我々には大変なものがあります。
さて、数ある古道からあえて中辺路を選んだのは、次のような理由があります。
というのも、バス停が近くにあるためアクセスがよく、私のように自動車で向かった場合にも、徒歩2分程度にある熊野古道館に止めることが出来るのでお勧めです。トイレなども整備されており、環境は抜群です。往復で約1キロの行程です。
一方で、お散歩コースとは言えないほどの劣悪な地であり、山登りよりも岩登りという方が適切な足場でした。なんせ高低差が100mありますから。
若い方々なら良いでしょうが、高齢者では到底登れません。気を付けましょう。
滞在時間は熊野古道館と熊野古道、神社を含めて約90分程度でした。この内、山歩きは約1時間です。
熊野本宮大社
出所:新宮市観光協会より熊野三山。
熊野古道の起点は複数ありますが、その目的地は熊野本宮大社です。
すなわち、熊野古道の起点である滝尻王子から自動車で本宮まで向かうと、実質的には踏破なのです!!!(笑)
出所:熊野本宮観光協会より世界遺産熊野古道と熊野本宮大社。
熊野古道館駐車場まで戻った後、森林浴ドライブを楽しみ、本宮まで向かいます。整備された綺麗な一本道なので、迷うことはありません。
本宮という名前ですが、伊勢の内宮のように巨大な神社ではありません。むしろコンパクトです。
ちなみに、本宮の神殿内には参拝順序があります。説明書きが見当たらないので、公式HPを確認してから行きましょう。
お参りの後は、少し歩いて産田社と旧社地大斎原に行きましょう。歩くと言っても10分もありません。
日本一の鳥居は本当に大きく、度胆を抜かれます(笑)
なお、ここで昼食を取りました。
お食事処が複数ありますので、困る事は無いと思います。
熊野速玉神社
出所:新宮市観光協会より熊野三山。
熊野速玉神社は本宮と同じく熊野三山の1つであり、こちらは水の動きを神格化したものと考えられているそうです。
残念だったのが1,000点以上の国指定文化財を所蔵している新宝館が修繕工事で入れなかったことですね……泣。
こちらの注意点なのですが、駐車場がかなり少なくなってます。私は何とか止められましたが、駐車場の奥にある剣道場?の方へ止められている方もおられました。
また、言うまでもありませんが、境内は撮影禁止のところが多くあります。マナーを守ってお参りしましょうね。
橋杭岩
さて、神社へのお参りを終えてからはいよいよホテルの方面へ向かわないといけません。
今回泊まるホテルが串本にあり、それなら橋杭岩を通るので行くしかありませんね。
橋杭岩は大小40余りの岩柱がそそり立つ観光スポットで、「その昔、弘法大師と天邪鬼が一晩で橋を架ける賭をして、一夜にして立てたという伝説」もあります。
この自然が創る風景を目に、ぽんかんソフトクリームを食べました。丁度引き潮の時間帯だったので、岩のそばまで寄ることが出来たのも良かったですね。
潮岬
1日目最終の行程は、本州最南端の潮岬です。
ここは、説明する必要もありませんね。
目の前一杯に映る太平洋は広く、ここより先に日本は存在しないと言う最果ての場所です。
岩橋にただずむ二頭の鳥が良いアクセントになってますね(笑)
ホテルアンドリゾーツ和歌山串本
ご宿泊先は串本にあるホテル&リゾーツ 和歌山 串本へ向かいました。
ここはダイワリゾートグループの施設で、高台から見える景色は抜群に良いです。特に、露天風呂から橋杭岩が見えるのはおすすめです。
夕食はレストランで和食コース、朝食はバイキングでした。
手袋とマスク完備で楽しみましょう。
2日目の旅行
2日目は少し逆走しますが、この旅行最大の目玉である那智の滝へ向かいます。
トルコ記念館・樫野崎灯台
再び潮岬の方へ進み、トルコ記念館へ向かいましょう。
恐らく歴史の授業で学んだであろうエルトゥールル号の遭難の地に建てられた記念館です。
館内もコンパクトなので、少し観光するにはちょうど良い大きさでした。
なお、日米修交記念館との共通チケットが600円で買えますので、こちらを購入します。
記念館からは徒歩で樫野崎灯台へ向かいます。道中、エルトゥールル号の慰霊碑を前に慰霊します。
樫野崎灯台は登る事が可能で、灯台から眺める景色は素晴らしいものでした。と同時に、この灯台を目的に嵐の中エルトゥールル号が避難したのを思うと、歴史を肌で感じられます。
日米修交記念館・海金剛
少し車を走らせ、次は日米修交記念館を見学します。
日米の貿易関係は黒船が始まりだといわれておりましたが、その数十年も前にすでに貿易を求めて日本まで船で来た人物がいたそうです。
なんと、ペリー来日の62年も前の話です。歴史が大きく変わる発見です。
那智の滝、熊野那智大社、青岸渡寺
残念ながら、いよいよ最後の観光地になってしまいました。
那智熊野大社のマップはこちらをご覧ください(公式HP内のPDFリンクです)。
那智の滝
この旅の最大の目的である那智の滝、ここは本当にすごい絶景でした。
那智の滝は熊野那智大社別宮飛瀧神社の境内にあります。なんと、この神社は御瀧そのものを大己貴命が現れた御神体としてお祀りしいるそうです。
※水は生命の母と申し、那智山信仰の根元であります(同上)。
熊野那智大社
出所:新宮市観光協会より熊野三山。
神社を後にして、いよいよ熊野那智大社へ登頂します。
私は道を間違えたために、裏参道から入ったため、山登りをしてしまいました。必ず、石段で整備された表参道から登ってください。
※那智の滝の鳥居付近にある石段から登れますが、これは裏参道であり、登るべきではありません。酷道です。岩登りです。足プルプルです。
青岸渡寺
西国33か所の第1番目である青岸渡寺ですが、熊野那智大社の隣に位置しており、徒歩すぐのアクセスです。
雨がすごく、さらに山登りをした結果、もはや写真を取る気力さえもなくなっていましたね……。
終わりに
さて、1泊2日和歌山周遊ですが、いかがだったでしょうか?
二日目はあいにくの雨で、さらに裏参道を歩く愚を犯したため、へとへとになりました。表参道、ほんとに神かと思いました。
熊野三山を歩むことはなかなかない経験だと思います。今回は中辺路も経由してますので、数日かけて踏破していた道を1日かけずに過ぎるのは、やはり革命的技術ですね車は。
また橋杭岩や潮岬、那智の滝などの絶景は素晴らしく、何度見ても飽きないと思います。
コロナ下での旅行は難しいかもしれませんが、また自由に慣行に行ける際はぜひ候補に入れてみてください!
それでは。
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