後日、より深く見ていこうと思います。
とにかく、日本海事新聞のこのページをご覧下さい。
カタールLNG船調達、100隻超・2兆円規模。日本造船は別枠商談。韓国造船3社に船台予約|日本海事新聞 電子版
海事・物流業界の日刊紙「日本海事新聞」電子版ニュース。カタールLNG船調達、100隻超・2兆円規模。日本造船は別枠商談。韓国造船3社に船台予約。
残念ながら、日本は今回のLNG船大量発注の受注を逃したそうです。
~お品書き~
カタールLNG船調達、100隻超・2兆円規模
今回の商談は高付加価値船であるLNG船を100隻以上を一気に発注する、驚異的な事態でした。
前回記事にしたときは、まだ発注先が決定していませんでしたが、ついに今回決定したのです。
カタールのLNG船大量発注と日本の関係
はいどうも―、ことへいのお部屋です。
今日はカタールの国営石油企業がLNG船100隻を発注したことについてです。
発表自体は2019年のことで、新しくはないのですが、ここ最近受注企業が判明してきました
そこで、日本の造船業はこの波に乗れるのかを分析したいと思います。
年間10隻を建造する想定
「韓国造船3社は1社当たり40隻規模の見積もりをカタール側に求められ」たとあります。
また、「カタール国営石油は韓国造船3社に対し昨年6月、23-26年にかけて年10隻ペースを建造する想定」とあるように、年間10隻を建造することが、韓国の3社は可能なのです。
よく理解してください。4年間で40隻を各社建造するのです。それを可能とするだけの設備があるのです。
中国も参入
これまで、LNG船は韓国の独占と言っても過言ではありませんでした。
今回、その市場についに中国企業が参加したのです。
「カタールのLNG船調達は、中国の滬東中華造船に船台予約済みの最大16隻」とあるように、仮に16隻を作るとなると、年間4隻程度の建造となりますね。
なぜ日本は逃した?
「日本造船所は「規模の面で対応が難しい」(造船大手関係者)として、大多数が応札を見送った」。
元記事にあるように、これに尽きます。あまりにも日本は1社当たりの規模が小さく、ロット受注に対応できないのです。
なぜそうなったかと言えば、2度に渡る国策としての設備処理があります。結果的に、日本はオイルショック後に建造能力が半数以下にまで削減されたのです。
日本の造船が死んだ原因
かつて世界1位の造船大国だった日本、今や韓国と中国に追い抜かれ、見る影もありません。 今回はなぜそのような逆転劇が生じたのか、軽く説明しようと思います。 今回は造船初心者も方も読めるよう、可能な限り専門用語を使わず、今後動画化も検討し作成し...
おわりに
まだ速報段階なので何とも言えない状況です。
今後の報道を待ちます。
コメント
[…] […]