猟銃経験者講習を受講してきました

クレー射撃

みなさんこんにちわ!

何と、私は猟銃所持許可の更新に必要となる経験者講習を受講してきました!

今回はその感想を書いていきます。

経験者講習とは

正式名称を「銃砲刀剣類所持等取締法・火薬類取締法に基づく各種手続(経験者講習)、猟銃等講習会(経験者講習)」といいます。私を担当する大阪府ではだいたい月に1回程度開催されてます。

本来はプリムローズ大阪という警察共済組合が運営しているホテルで行われるのですが、今回はコロナのために休業しており、急遽大阪総合射撃場に変更となりました。

ちなみに、いつも私が撃ちに行っている射撃場で、猟銃も委託保管をお願いしているところでもあります(笑)

 

さて経験者講習について若干説明しておきます。

実は、猟銃所持許可の有効期限はたった3年間しかないのです。実際には3回目の誕生日までなのですが、約3年と言って間違いないでしょう。

その更新で必要となる1つが、今回の経験者講習の受講なのです。この他には技能講習という、猟銃を正しく扱えるかというものを検定するものも必要です。

この2つの講習は取得から3年間有効なので、期限ぎりぎりに取得する必要はありません。余裕をもって受けておきましょう。

受講の感想

13時から16時までと4時間予定しておりましたが、実際は3時間30分くらいでした。

だいたい90分程度を警察関係者が、その後60分を狩猟関係者が講習されます。最後に確認のテストがりますが、これは0点でも問題ありませんので、気軽に受けましょう。ちなみに、このテストめちゃくちゃ初歩的で簡単です。私は10点満点でした。

講習の内容は為になることが多かったのですが、そのほとんどが狩猟関係者向けの内容でした。

例えば猟銃での負傷、死傷事故はそのほとんどが狩猟時に生じているなどを話しており、その原因は人的なものでした。これはクレー射撃専門の人には不要です。

もちろん、知る事は非常に大切で受講した価値は大きかったのですが、やはりクレーではあり得ないことが多いのです。

原因を少し見ていきましょう。

暴発:薬室に弾丸を入れたままにしている

これは、簡単に言うと「引き金を引くといつでも発射できる状態」のことです。クレーでは自分の射撃番にならなければ弾を入れてはなりませんし、狩猟でも標的を確認し確実に当てられる時にしか弾を入れてはなりません。

暴発事故のほとんどは、この狩猟者が弾を入れたままにしておき、足を滑らせたために引き金を引いてしまう、あるいは銃を落としてしまいその衝撃で発射されることでした。

弾を外しておけば生じない事故です!

誤射:獲物を確認せず発射

「獲物と思い込み人を撃ってしまう」というものです。これもクレー射撃ではあり得ませんね。

「森の中で草がガサガサ動いたので、鹿だと思い撃つと、人だった」のように、獲物を確認せず発射することで誤射が生じてます。

あるいは、銃口を水平や上に向けて発射し、獲物に当たらず、その奥にいた人に当たるということもありました。

確認してから引き金を引けば生じない事故です。

猟銃所持者という、選ばれた誇りある責任

包丁は非常に便利な調理道具です。しかし、一歩間違えると殺傷できる危険物になります。

猟銃も同じです。害虫駆除や空港でのバードストライク防止など社会的に非常に役に立つものですが、一方で簡単に人を殺せる武器でもあります。

日本では、猟銃は警察官がとても深く調査し、持たせられると判断したもの人しか持つことはできません。猟銃を保有するというだけで、その責任はとても大きなものとなるのです。

一方で、一部の方のせいでその誇りを汚されることもあります。

猟銃所有者は今一度、自己の責任を自覚し、これからも銃と共に過ごしていきましょう。

それでは

講習への疑問

何度も言ってしまうのですが、この講習本当に狩猟関係者向けの内容が多くあります。正直、猟友会などの講習で話せばと思いました。

むしろ、私は技能講習時に経験者講習を行えばと思います。

また、3年ごとにこの講習を受ける必要性も疑問です。10年とは言いませんが、5年とかでも良いのではないでしょうか?昔は5年だったそうですが。

 

一方で、確かに為になる話もありました。ただし、そのほとんどは狩猟で役に立つものです。クレーでは誤射はほとんどあり得ませんし、暴発などは弾を入れるタイミングが決められているのですから、これもあまりあり得ません。

もし改善されることがあるのでしたら、こういう点も少し考慮して頂ければと思いますね。

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